1934年以来、“トレーダー(商人)”ヴィック・バージェロンの名前を冠したトレーダーヴィックスでは、ここに訪れる皆さまを、日々の日常から、灼熱のアイランドへ誘います。パプアニューギニアや、ポリネシアなどの本格的な工芸品に囲まれ、オリジナルカクテルを味わい、世界中のめずらしい料理を頬張りながら、私たちと一緒に日常から抜け出してみませんか?
トレーダーヴィックス 東京 50th Anniversary
世界中のトレーダーヴィックスの中で最も歴史ある支店「トレーダーヴィックス 東京」は1974年、ホテルニューオータニ ガーデンタワー設立に際しオープンしました。そして今年、開業50周年を迎えることを記念し、ここでしか味わえないお食事やバリエーション豊富なカクテルをお楽しみいただけるさまざまなプランをご用意いたしました。
トレーダーヴィックスの歴史
OUR HISTORY
楽しいを続けてきた、トレーダーヴィックスの80年今むかし
トレーダーヴィックスの豊かな歴史は、数々の新しい発想や、成功に彩られて現在にいたります。その始まりは、1934年カリフォルニア州オークランドのサン・パブロ通りに「ヒンキー・ディンクス」という居心地のよい小さな酒場を、商人(トレーダー)だったヴィクター・バージェロン(愛称:ヴィック)が開業した所から始まりました。バーデンダーとして技術を磨くため南米キューバを旅し、さまざまなラムの微妙な違いを探求するために世界各国を旅したのち、ハワイに辿り着いたバージェロンは島の暮らしや文化に夢中になります。アメリカに戻る頃、彼は心に決めていました。「毎日の生き方に、島での生き方を取り入れたい」と。
1937年にバージェロンは「ヒンキー・ディンクス」を、ティキで飾られたアイランドリゾートを思わせるレストラン「トレーダーヴィックス」に進化させ、長年かけて研究していたラム酒とともに世界中の美味しい料理を提供するようになり、瞬く間に現在「フュージョン料理」と呼ばれるジャンルの先駆けを作り上げました。また、彼はその後も世界中を旅し続けるうちに“スパイスの道”をめぐるようになりました。そこで出会った様々なエキゾチック料理にも大きな感銘を受け、トレーダーヴィックスのメニューにも取り入れるようになります。中でも有名なものでは、粒青胡椒や、アミガサタケといった特徴のある食材などがあげられ、これらの伝統は今日も世界の店舗で受け継がれています。
1944年のある日、バージェロンはとある偶然でラムベースカクテル分野の歴史に名を残すことになります。バーにあった17年物のジャマイカ産ラムを何気なく手に取り、ライム果汁をひと絞り、ロックキャンディーシロップ、オレンジキュラソー、フランス産のアーモンドシロップを加え、砕いた氷が入ったグラスに注ぎ、友人に手渡すと、一口飲んだその友人は叫びました。「これはMai Tai Roa Aeだ!」と。タヒチ語で「この世のものとは思えない!」を意味する言葉がそのままカクテルの名前になり、「一杯の楽園」とも称されるあの伝説のカクテル「オリジナルマイタイ」が誕生したのです。
バージェロンが生み出した、居心地がよく、南太平洋のムードを感じさせるこの店は人気が人気を呼び、1940年に最初のフランチャイズ店をワシントン州シアトルに開店。1963年には初の海外進出を遂げ、ロンドンのヒルトンホテル・オン・パークレーン内にも出店。1974年にはホテルニューオータニ内に東京店が開業。1994年に中東で複数店舗を同時にオープンさせて大成功を収めた後、トレーダーヴィックスは新コンセプトの店舗として2007年にドバイで「マイタイ・ラウンジ」の営業を開始。そして、現在世界に約20店舗を構えるワールドワイドなレストランへと成長しました。
オリジナルマイタイの生まれ故郷「トレーダーヴィックス」であなたも、世界各国のエキゾチックな料理と、飲むだけでハッピーになるオリジナルカクテルで「Taste The WorldⓇ~世界の味」を味わってみませんか?